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VOAの読解を中心に投稿しています

【VOA読解0011】US Scientists Successfully Attached Pig Kidney to Human October 20, 2021 [2]

learningenglish.voanews.com

For over two days, the kidney was attached to her blood vessels. It was kept outside her body so researchers could observe it. 

二日間に渡って・その腎臓は取り付けられていた・彼女の血管に。それは保たれた・彼女の体の外に・研究者たちがそれを観察できるように

(ほぼ機械翻訳:腎臓は2日間以上、彼女の血管にくっついていました。研究者が観察できるように、腎臓は体の外に置かれていました。)

*soは目的を表す接続詞。1つ前の投稿で説明した用法と同じ。

 

The kidney did what it was supposed to do — filter waste and produce urine. And the body did not reject it.

その腎臓は行った・それがすることになっていることを・つまり老廃物を濾過する・そして尿を作り出す

(ほぼ機械翻訳:腎臓は、老廃物をろ過して尿を出すという本来の役割を果たしました。そして、体はそれを拒絶しませんでした。)

*間接疑問文のwhat。肯定文の形にすると"It was supposed to do [what]"

*be supposed to V = Vすることになっている

会話でも頻繁に用いる表現なので、他にも例文をチェックしておこう。

dictionary.goo.ne.jp

“It had absolutely normal function,” said Dr. Robert Montgomery, who led the operation last month at NYU Langone Health.

「それは持っていた・完全に通常の機能を」とロバート・モンゴメリー医師は述べた・ちなみにその人は導いた・その手術を・先月・NYU Langone Healthで

(ほぼ機械翻訳:先月、NYU Langone Healthで手術を担当したロバート・モンゴメリー医師は、「機能は全く正常でした」と語っています。)

*absolutely = 完全に、絶対的に

*function = 機能

 

He told The Associated Press, “It didn’t have this immediate rejection that we have worried about.”

彼は伝えた・AP通信に・「それは持たなかったと・即座の拒絶を・(それについて)私達は心配していた」

(ほぼ機械翻訳AP通信の取材に対し、「我々が心配していたような即時的な拒絶反応はありませんでした」と語った。)

*immediate = 即座の

*rejection = 拒絶

*thatは関係代名詞。前置詞aboutの目的語。

We worried about something.

→ これは文。「私達は何かについて心配した」

something (that) we worried about

→ これは長い名詞。「私達が心配した何か」

 

This research is “a significant step,” said Dr. Andrew Adams of the University of Minnesota Medical School who was not part of the team.

この研究は重大な一歩である・とアンドリュー・アダムス博士は述べた・ミネソタ大学メディカルスクールの・その人は一員ではなかった・そのチームの

(ほぼ機械翻訳:今回の研究は「重要な一歩」であると、チームに参加していないミネソタ大学メディカルスクールのアンドリュー・アダムス博士は述べています。)

*significant = 重大な、かなりの

【VOA読解0010】US Scientists Successfully Attached Pig Kidney to Human October 20, 2021 [1]

learningenglish.voanews.com

今回の記事は医療系ですので、分からない単語が多いと思います。しかし、極端に専門的なものを除いて、理系の文章はロジックがしっかりしているのと、概念的な表現が少ないので、単語さえ分かれば意味が取りやすいという特徴があります。また前後から単語の意味を推測するのも比較的容易です。今日からこの記事の解説に一週間程度かけるつもりですので、苦手意識を乗り越えて、一緒にがんばりましょう。

 

Doctors have successfully attached a kidney from a genetically engineered pig to a human body.

医師たちは成功裏に取り付けた・腎臓を・ある遺伝子的に操作された豚から・ある人体へと

(ほぼ機械翻訳:医師たちは、遺伝子操作された豚の腎臓を人間の体に取り付けることに成功しました。)

*successfully = 「成功」の副詞。日本語では「成功裏に」や「首尾よく」に相当するが、品詞に対する理解を深めている学習者にとっては、successの副詞と認識すれば事足りる。

*kidney = 腎臓。昨日VOAの活用例という記事でも言及したが、分からない単語を見ても条件反射的に辞書を引くのはやめよう。文脈からkidneyはなんらかの組織であることは推測できるし、文章を読み進めていけば、尿をつくるなどという情報も出てくるので、腎臓だと分かるかもしれない。ある程度見当をつけてから、答え合わせのつもりで辞書を引くようにしよう。

*genetically engineered = 遺伝子操作された(この組み合わせでよく用いられるのでそのまま覚えよう)

 

The organ worked normally giving hope that it could be a major step forward to solve the shortage of human organs for transplant.

その組織(臓器)は機能した・通常通り(正常に)・(それは)与える・希望を・(that以下の)それは大きな一歩になり得るという・前方への・解決するための・不足を・人の臓器の・移植のための

(臓器は正常に機能しており、移植用の人間の臓器不足を解消するための大きな一歩になると期待されている。)

*organ = 組織、臓器、オルガン

*givingは分詞構文。分詞構文は「完成された文に対する補足情報」と考えればよい。括弧に入っている情報とみなし、前後関係から自然に意味を汲み取るというのが基本。

括弧に入っている情報とみなすとは、具体的にこういうこと:

その臓器は正常に機能した。(移植用の人間の臓器不足を解消するための大きな一歩になるかもしれないという希望を与える)

主節と括弧の中の情報をどう関連付ければいいかは、常識的に判断すればすぐに分かる。かなり荒っぽい説明だが、最低限の知識として覚えておこう。

*hopeの後ろのthatは分類的には「同格のthat」。ここでは詳しい説明はしないが、聞いたことがないという人は是非お手持ちの文法書で調べてもらいたい。

 

The operation was done at New York University’s Langone Health in New York City.

その手術はなされた・ニューヨーク大学のランゴンヘルスで・ニューヨークシティの

(ほぼ機械翻訳:手術はニューヨーク大学のランゴンヘルスで行われました。)

 

The pig’s genes were changed so that it no longer contained a molecule known to cause almost immediate rejection by the human body.

その豚の遺伝子は変えられた・それがもはや含まないように・分子を・知られている・引き起こすとして・ほぼ即座の拒絶を・その人体による

(ほぼ機械翻訳:その豚の遺伝子を変えて、人体がすぐに拒絶反応を起こすことが知られている分子を含まないようにしたのである。)

*gene = 遺伝子

*no long V = もはやVしない

*molecule = 分子

*rejection = 拒絶

*so (that) SV = (目的を表して)SがVするように

"so"の用法を2つを比較してみよう:

It was still painful, so I went to see a doctor. (OALD)

それはまだ痛かった。だから私は医者に行った。

 

But I gave you a map so you wouldn't get lost! (OALD)

でも僕は、君が迷わないように、地図をあげたじゃないか。

 

上記の①の文では、主節が表す「まだ痛かった」という事実が、so以下の「医者に行く」という結果につながっているが、②では、so以下の「迷わないように」という目的で、主節が表す「地図を渡す」という行為があったわけなので、この2文の間でsoの解釈が異なる。

 

The patient was brain-dead and had signs of kidney problems. Her family agreed to the experiment before she was scheduled to be taken off of life support.

その患者は脳死であった・そして持っていた・兆候を・腎臓の問題の。彼女の家族は同意した・その実験に・彼女が予定されているその前に・取り外されるように・生命維持装置から

(ほぼ機械翻訳:この患者は脳死状態で、腎臓に問題がある兆候がありました。彼女の家族は、彼女が生命維持装置から外される予定の前に、この実験に同意しました。)

*(be) scheduled to V = Vする予定である

 

いかがだったでしょうか?解説したい内容はまだまだありますが、あまりにも長くなりますので、できる限り割愛しました。各文法項目に関する解説ページをおいおい作成したいとも考えております。

 

VOA Learning English活用例

英語学習方法は様々あります。英会話、文法学習、長文読解、単語暗記、例文暗記、精読、多読、多聴etc

 

私は過去15年ほど、週40コマ~50コマの個別指導を担当してきましたが、私の仕事の中で一番重要、且つ一番難しいのが、生徒一人一人にあった学習計画を作るということです。万人向けのカリキュラムなどというものは存在しません。このVOA Learning Englishを用いた学習方法も、人によって、様々な理由で向き不向きがあるでしょう。

 

私がイメージしている本ブログの対象者は以下のような方々です。

・ある程度、英語学習を継続してきて英検でいうと準2級から2級程度の力はすでに身につけている

・なんとなく前後関係から意味を推測するだけでなく、文構造を正確に理解し読解できるようになりたい

TOEIC、英検、大学などの受験を控えている

・教材を使った学習から生の英語を使った学習への移行段階にある

 

ブログを用いて英語学習をサポートするというのは、私としても経験がありませんので手探りな部分はありますが、上記のような生徒を念頭に解説を書いています。ご自身の現状と多少のズレがあっても、ニュース英語を使って英語学習をしたいというお気持ちがあれば、ぜひ本ブログをご活用ください。

 

さて、まずはVOA Learning English(Special English)について整理しておきましょう。どのような教材(素材)に自分が取り組んでいるかを知ることは、今後の学習意欲継続の観点からも重要です。まずVOAとはVoice of Americaの略で、アメリカの国営放送局です。VOAの中にLearning English(Special English)というプログラムがあり、「最新のニュースが、限られた語彙と簡易な文法を用いて、通常よりもゆっくりとしたスピードで読み上げられる」ことが特徴です。本ブログで解説している記事はこのLearning Englishのものです。

詳細についてはこちらのページをご参照ください:

ja.wikipedia.org

※紹介の中に、全訳付きの抜粋記事がありますので、本日の精読素材として読んでみてください。

 

VOA Learning Englishは音声付きのため、シャドーイング、ディクテーションを始めとした、様々な英語学習の素材として利用可能です。本ブログは主に精読(文構造などを理解しながらじっくり正確に内容を読み取ること)の一助となることを目的としていますが、以下に活用方法の一例をご紹介したいと思います。

 

VOA Learning English活用例)

テーマ「難しいから簡単へ、簡単から難しいへ」

VOA本サイトで記事の朗読を聴いてみましょう

・一時停止せずに最初から最後まで通して聴きます。

・ニュースの内容を想像しましょう。

・文字を全く見ずに聴くので、この段階では全然分からなくても気にしません。(一回聴いただけですべて理解できるようになるのがゴールですが)

・時間と体力に余裕があれば、この段階でディクテーション(なんども巻き戻ししながら、聞き取った内容を書き取り)を行うのも効果的でしょう。

②テキストを見ながらもう一度朗読を聴きます

・テキストを目で追いながら、一時停止せずに最初から最後まで通して聴きます。

・ディクテーションをした方はここで答え合わせです。

③ゆっくり全体を音読します

・分からないところがあってもストップせず最初から最後まで音読します。

・細かいところは気にせず、ニュース全体の流れを理解するよう努めます。

④文構造を意識しながら意味を取っていきます

この段階ではまだ辞書は引きません。

・文脈や文構造から分からない単語の意味を推測します。

・和訳するのではなく、品詞や文型に注意を払います。

⑤辞書を引きながら全体を読みます

・先程推測した単語の意味があっているか確認します。

・文構造が分からないところもピックアップします。

⑥本ブログで文の構造や意味を確認してください

 

このような流れで学習を行えば、いきなり解説を読むよりも、ずっと内容が頭に入ってきますし、力もつくと思います。⑥まで終えて、しっかり精読が完了したら、もう一度③に戻って、ゆっくり全体を音読してください。さらに②、①の学習プロセスを遡ります。最初聴いただけでは全く意味が分からなかった記事の内容が、だいたい聞き取れるようになっていればOKです。

 

⑦聞き流し

このようにしっかりと精読したものを何度も何度も聞き流すのは効果的です。「聞き流し教材は買うものではなく自分で作るもの」だと考えましょう。

 

もちろん、活用方法はこれだけではありませんが、ぜひ一度お試しください。

「聴くだけで理解する」という難易度の高いところから始めて、少しずつハードルを下げていって、また「聴くだけで理解する」に戻っていきます。「難しいから簡単へ、簡単から難しいへ」がテーマです。がんばってください。

【VOA読解0009】Russian Film Crew Will Make First Movie in Space [5] / October 08, 2021

learningenglish.voanews.com

 

“Space deserves being shown in a more professional, artful way,” he said.
宇宙は値する・見せられることに・よりプロフェッショナルで芸術的な方法で・と彼は述べた
(ほぼ機械翻訳:「宇宙は、より専門的で芸術的な方法で見せられるに値する」と述べています。)
*つまり、「宇宙というものはとても価値があるので、今まで以上にプロフェッショナルで芸術的な形で表現されるべき」ということ。
*deserve = 良くも悪くも「~に値する」という意味。例えば、You deserve it.という文は、文脈によって訳が異なる。
「悪いことばかりしていた人がついに警察に捕まった。」
こういう状況でYou deserve it.(あなたはそれに値する)と言えば、「自業自得だ」とか「いい気味だ」という意味になるし、
「人知れず努力していた人がついに認められ昇進した。」
このような文脈であれば、You deserve it.(あなたはそれに値する)は「あなたにはそれだけの価値がある」とか「頑張ってきたのだから当然だよ」といった意味に受け取れる。日本語の「当然の報い」という表現にも似ている気がするが、「当然の報い」の場合、「悪い行いに対して悪い結果が返ってくる」というネガティブなシーンで用いられることがほとんどではないだろうか。
*being shownは「動名詞の受動態」。ここでは詳しい説明は割愛するが、deserveの後ろに受動態が続く場合、動名詞ではなく、不定詞(deserve to be shown)で覚えて置くほうが無難だと思われる。

 

Rogozin said he edited the script himself to correctly represent the realities of space travel. 
ロゴジンは言った・(that省略。次のことを)彼は編集したと・そのスクリプトを・彼自身で・正しく表現するために・現実を・宇宙旅行の。
(ほぼ機械翻訳:ロゴジン氏は、宇宙旅行の現実を正しく表現するために、自ら脚本を編集したという。)
*edit = 編集する
*himself = 彼自身で(ここでは副詞)
*represent = を表す、象徴する(代表するという意味でもよく用いるので辞書で確認してみよう)

 

“We describe some real emergencies that may happen out there,” he said.
「我々は描写する・いくらかの本当の緊急事態を・(どういう緊急事態かというと)それは起こるかもしれない・あそこで」と彼は言った。
(ほぼ機械翻訳:ロゴジン氏は、宇宙旅行の現実を正しく表現するために、自ら脚本を編集したという。「実際に起こりうる緊急事態を表現しています」と語った。)
*out thereは「今いるところから見て外側」を指す。ここでは宇宙のこと。

 

Oleg Novitskiy is an experienced Russian cosmonaut.
オレグ・ノヴィツキーは、経験豊富なロシア人宇宙飛行士です。

*experienced = 経験豊富な

 

He will play the character with the heart problem in the movie.
彼は演じます・登場人物を・心臓病を伴った・その映画の中で

 

When that is done, he will return to captain’s seat of the Soyuz spacecraft and bring the actor and director back to Earth
それが終わるとき・彼は戻ります・機長席に・ソユーズ宇宙船の・そして俳優と監督を地球に連れ戻します

 

これでこの記事はおしまいです。次回はVOAの活用法について少しお話しようと思っています。

【VOA読解0008】Russian Film Crew Will Make First Movie in Space [4] / October 08, 2021

learningenglish.voanews.com

Shipenko said he will finish the movie back home after filming in space.
シペンコは言った・彼は完成させると・その映画を・ホームに戻ってきて・宇宙で撮影した後に
(ほぼ機械翻訳:シペンコ氏は、宇宙での撮影を終えて、故郷で映画を完成させると言った。)
*backという副詞は実は難しい。単語を「難しい」と表現するのは、多くの場合、その単語が多義語であるか、「意味も品詞も用法も同じ単語が母語では見つからない」ことを指す。

例えば、
He went back to England.
彼はイングランドに帰った。

この文では、go backを「帰る、戻る」という表現として覚えてしまっているので、「難しさ」を感じないが、

He was rich and famous back in England.
彼はイングランドでは裕福で有名だった。

この文ではbackははっきりと訳出されておらず(しかし、backがあることで、彼がイングランドを離れていたことが想像できる)、「難しさ」を感じる学習者も多いだろう。

本文においては、backとhomeという副詞が2つ並んでいる(homeが名詞ではなく副詞であることにも注意)。機械翻訳では、この箇所を「故郷」と訳出しているが、文脈から言って、「地球に戻ってから」ということだと考えられる。つまり、backは「常にこう訳せばよい」という「万能訳」が存在しないのだ。それが「難しい」の正体だとすると、訳に頼らず、「元のところへ、元のところで」を表す副詞であるという理解を受け入れるのが賢明だろう。その上で、たくさんの文脈の中で出会えば、backがどのように用いられるかが次第と見えてくる。

 

Two other Russian cosmonauts already on the space station will also perform in the movie.
他の二人のロシア人宇宙飛行士・(すでに宇宙ステーションにいる)・もまた演じる・その映画で
(ほぼ機械翻訳:すでに宇宙ステーションに滞在している他の2人のロシア人宇宙飛行士も映画に出演します。)

 

Dmitry Rogozin heads the Russian space agency Roscosmos and has been a major force behind the project.

ドミトリー・ロゴージンは率いている・ロシア宇宙局ロスコスモスを・そして大きな力であった・そのプロジェクトの背後の

(ほぼ機械翻訳:ドミトリー・ロゴージンはロシアの宇宙機関であるロスコスモスを率いており、このプロジェクトの中心的存在である。)

*headは前後から動詞であることが分かる。「を率いる」

*andはheadsとhas beenを並列でつないでいる。

【VOA読解0007】Russian Film Crew Will Make First Movie in Space [3] / October 08, 2021

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The passengers had four months to get ready for the space trip.
乗員たちは持った・4ヶ月を・準備ができた状態になるために・その宇宙旅行のために
(ほぼ機械翻訳:搭乗者は、宇宙旅行の準備に4ヶ月を費やした。)

*get+形容詞でSVC構造となる。このようにSVCを作る動詞を不完全自動詞と呼ぶが、どのような動詞があるか一度検索してみよう。長文読解を指導しいる際に、「不完全自動詞を理解していないために誤読が生じるケース」を見かけるのは珍しくない。

Peresild said training for the trip was difficult.
ペレシルドは言った・(that省略, 以下のことを)訓練・この旅のための・は困難だった。
(ほぼ機械翻訳:ペレシルドは、この旅のためのトレーニングは大変だったと言いました。)

 

But, she said, once they reach their goal, “all that will seem not so difficult and we will remember it with a smile.”
しかし彼女は述べた・(以下のことを)ひとたび自分たちが到達すれば・自分たちの目標に・そのことすべては思われるだろう・それほど難しくないように・そして私達はそれを思い出すだろう・笑顔とともに
(ほぼ機械翻訳:しかし、目標を達成すれば、「すべてのことがそれほど難しくなく思え、笑顔で思い出すことができるだろう」と語った。)

*この文構造は、直接話法間接話法の基礎を学んでいない学習者にとっては、理解が困難だと思われる。前半部分(once they reach their goal)が間接話法で、後半部分(all that以下すべて)が直接話法だからだ。困難といっても、それほど特異なケースではないし、直接話法と間接話法の基礎を理解していて、且つその2つが混在していることに気づくことさえできれば問題なく理解できる。

基礎文法としての間接話法と直接話法に関しては、お手持ちの文法書で確認していただきたい。ここでは、一例を挙げるにとどめる。

(例)昨日、友人の太郎君があなたにこのような発言をした:

「I'll come to your place tomorrow.(明日、君の家に行くよ)」

このことを今日、別の友人である花子ちゃんに伝える方法は2つある。

1つ目は、直接話法: Taro said, "I'll come to your place tomorrow."
2つ目は、関節話法: Taro said (that) he'd(would) come to my place today."

直接話法は、太郎君の発言をそのまま引用符の中に入れているだけで簡単だ。小説などでもこの話法がよく用いられる。それに対し、間接話法では発言そのものではなく内容を伝える表現になっているため、代名詞や時制なども今の状況から見たものに変える必要がある。まずは例文をよく観察してほしい。

【VOA読解0006】Russian Film Crew Will Make First Movie in Space [2] / October 08, 2021

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Russian Film Crew Will Make First Movie in Space [2]

ロシアの映画クルーは作る・初めての映画を・宇宙で

(ロシアの撮影隊が宇宙で初の映画を製作へ)

 

Actor Yulia Peresild and director Klim Shipenko took off from a site in Kazahkstan Tuesday with cosmonaut Anton Shkaplerov. 

俳優のユリアペレシルドと監督のクリムシペンコは・飛び立った・ある場所から・カザフスタンの・火曜日に・宇宙飛行士のアントン・シュカプレロフと共に

(ほぼ機械翻訳)俳優ユリア・ペレシルドと映画監督クリム・シペンコは、宇宙飛行士アントン・シュカプレロフと共に、火曜日にカザフスタンから離陸しました。 )

*site = 用地、場所、現場(特定の目的で用いられたり、何か出来事があった場所。今回は打ち上げが行われた場所を指している)

*cosmonaut /kɑ́(ː)zmənɔ̀ːt | kɔ́z-/= ロシア・ソ連の宇宙飛行士(一般的に宇宙飛行士はastronautを用いる)

 

They arrived about three hours later at the International Space Station where they will stay for 12 days.

彼らは到着した・約3時間後・国際宇宙ステーションに・(どういうところかというと)そこで彼らは滞在する・12日間

(ほぼ機械翻訳:その約3時間後には、彼らは12日間滞在する国際宇宙ステーションに到着しました。)

 

The future film is called Challenge. It tells the story of a doctor who hurries to the space station to help an astronaut with a heart problem.

その将来の映画は呼ばれる・Challengeと・それは伝える・物語を・一人の医師の・その医師とは急ぐ・宇宙ステーションへと・助けるために・一人の宇宙飛行士を・心臓の問題を抱えた

(ほぼ機械翻訳:その将来の映画は「チャレンジ」と呼ばれています。心臓病の宇宙飛行士を助けるために、宇宙ステーションに急行する医師の物語です。)

*is called ChallengeはSVOCの受動態。能動態に直すと"They call the future film Challenge."