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VOAの読解を中心に投稿しています

【VOA読解0016】Native Americans and the First Thanksgiving November 24, 2021 [1]

昨日11/25(木)はサンクスギビングデーでした。日本人にとってはあまり馴染みがないかもしれませんが、欧米では広く祝われる行事です。今回はそれに関連した記事を取り上げて見ました。英語だけでなく、文化を学ぶつもりで学習して参りましょう。

 

以前解説しました「記事への取り組み方」を再度掲載しておきます。

①記事の朗読を聴く
②テキストを見ながら朗読を聴く
③ゆっくり音読をする
④文構造を意識しながら意味を取る(辞書は引かない)
⑤辞書を引きながら読む
⑥本ブログで文の構造や意味を確認する
⑦聞き流し
※①~③は、分からなくても、立ち止まらず記事全体に触れる

詳しくはこちら:

mrt.hatenablog.jp

 

それでは記事の解説に入ります。

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learningenglish.voanews.com

The Thanksgiving holiday is when Americans try to spend time with family, eat a tasty meal and give thanks for the meaningful things in life. 

サンクスギビングホリデーは・アメリカ人たちが試みる時である・時間を過ごすことを・家族と・おいしい食事を食べることを・そして感謝を捧げることを・人生の意義あることゆえに

(ほぼ機械翻訳:感謝祭の休日は、アメリカ人が家族と一緒に時間を過ごし、おいしい食事を食べ、人生で意味のあることに感謝しようとするときです。)

■文構造1

SVC。補語はwhenが作る名詞節(間接疑問文)である。whenから文末まで全体が1つの名詞。

■文構造2

try to Vの形で、「Vしようとする」「Vしようと試みる」という意味であるが、[try to spend..., eat...and give...]という構造が見えるだろうか。[A, B and C]の形で、3つの動詞が並列の関係になっている。

■meaningful = 意義深い

 

This year, the holiday falls on November 25.

今年・その祝日は到来する・11月25日に

■fall (on) = 祝日などが「~にあたる」

e.g. What day does Christmas fall on this year?

今年のクリスマスは何曜日に当たりますか。

 

The historical facts of the holiday, however, have long been debated.

歴史的事実・その祝日の・しかしながら・は長く議論されてきた

(ほぼ機械翻訳:しかし、その祝日の歴史的事実は長い間議論されてきました。)

■howeverは挿入。文頭にある場合と意味的に差異はない。この位置に挿入されることはよくあるので、慣れておきたい。

■longに違和感を覚える学習者もいるかもしれないが、このlongは副詞であり、完了形の文においてはalreadyやjustと同じ位置に置かれているに過ぎない。これも見慣れてくればなんの問題もない。

 

Ramona Peters is a historic preservation officer of the Mashpee Wampanoag Tribe in the state of Massachusetts. 

ラモーナピーターズは歴史保存官である・マシュピー・ワンパノアグ族の・マサチューセッツ州における

(ほぼ機械翻訳:ラモーナピーターズは、マサチューセッツ州のマシュピーワンパノアグ族の歴史保存官です。)

■officer = 士官、役人、職員、警官etc

 

The Native American group was part of what is said to be the first Thanksgiving in 1621.

そのネイティブアメリカンのグループは一部だった・言われているものの・最初のサンクスギビングであると・1621における

(ほぼ機械翻訳:このネイティブ・アメリカンのグループは、1621年に行われた最初の感謝祭に参加していたと言われています。)

■part of = の一部(不定冠詞[a]はつけない方が一般的)

■what is said to be the first Thanksgiving

最初のサンクスギビングであると言われているもの

 

この箇所の構造を理解するためにはいくつかの予備知識が必要

 

1. (be) said to V = Vであると言われている

Bill Gates is said to be one of the richest men in the world.

ビル・ゲイツ氏は、世界で最も裕福な人の一人だと言われています。

 

2. 疑問詞が主語である疑問文

例えばこのような英作問題があったとする。

①彼は誰を招待したのですか?

②誰が来たのですか?

 

答えは、

①Who did he invite?

②Who came?

である。②の方が単純な構造に思われるが、実際生徒に出題した場合、正答率が低くなるのは②だ。【疑問詞=主語】の場合よりも【疑問詞=主語以外】の場合の方がより見慣れているからだと思われるが、【疑問詞が主語の場合の構造は肯定文と同じ】と覚えておけば何も難しいことはない。

He came. (彼が来た)

She came. (彼女が来た)

Who came? (誰が来た?) 

という具合だ。

 

3. 間接疑問文

疑問文を名詞節に変換したものをこう呼ぶ。上記の2つの例文で説明すると、

Who did he invite?(彼は誰を招待したの?)

※【疑問詞=主語以外】の場合は、助動詞をなくすか主語の直後に持ってくる

e.g. Do you know who he invited?

(彼が誰を招待したのかあなたは知っていますか?)

who he invited = 彼が誰を招待したのか[ということ] ←これを1つの名詞として考える

 

それに対し、【疑問詞=主語】の場合は、疑問文も間接疑問文も同じ形である。

Who came?(誰が来たの?)

Do you know who came?(誰が来たのかあなたは知っていますか?)

 

今回の【what is said to be the first Thanksgiving in 1621】も疑問詞"what"が主語の間接疑問文である。

※ここでは最低限の説明しかできないため、詳しくは文法書等で確認すること。

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本日の解説は以上です。ひょっとすると質問があるかもしれないので、一応書いておきますが、私は"関係代名詞のwhat"という言葉は用いず、"間接疑問文のwhat"と特に区別せず教えています。興味のある方は調べてみてください。受験生の方は、担当の先生の指導方針通りに学ばれるのがよいかと思います。お読みくださりありがとうございました。